不利益分配の政治学 : 地方自治体における政策廃止
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不利益分配の政治学 : 地方自治体における政策廃止
有斐閣, 2018.9
- タイトル別名
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Politics of policy termination : the case of Japanese local government
- タイトル読み
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フリエキ ブンパイ ノ セイジガク : チホウ ジチタイ ニオケル セイサク ハイシ
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注記
引用・参考文献: p243-258
内容説明・目次
内容説明
第二次世界大戦後の日本政治は、地方に公共事業や補助金の分配を行うなど、もっぱら利益を分配してきた。こうした利益を分配するという政策は、財政赤字を生み出し、その深刻さは年々増している。それに加え、人口減少、少子高齢化も進展しており、こうしたことを背景に、近年、政策廃止という不利益の分配がなされ始めている。本書は、これまで起こりにくいとされてきた政策の廃止が、いかなる過程を経て実現したのかを明らかにするとともに、廃止という政策的帰結を左右する要因についても考察する。
目次
- 第1章 理論的枠組み(政策廃止の定義;政策廃止研究の課題 ほか)
- 第2章 土地開発公社(土地開発公社の概要;外部環境の変動—地価下落と有権者の行政改革志向 ほか)
- 第3章 自治体病院事業(自治体病院事業の概要;外部環境の変動—自治体病院の経営悪化 ほか)
- 第4章 ダム事業(ダム事業の概要;外部環境の変動—水需要の減少、有権者の態度変化、国の補助中止 ほか)
- 終章 不利益の分配過程(政策廃止の過程;本書の貢献と課題 ほか)
「BOOKデータベース」 より