変革期の社会と九条兼実 : 『玉葉』をひらく

書誌事項

変革期の社会と九条兼実 : 『玉葉』をひらく

小原仁編

勉誠出版, 2018.10

タイトル別名

変革期の社会と九条兼実 : 玉葉をひらく

タイトル読み

ヘンカクキ ノ シャカイ ト クジョウ カネザネ : ギョクヨウ オ ヒラク

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内容説明・目次

内容説明

日本の歴史において大きな画期を迎えた十二〜十三世紀—院政下における武家政権の成立、それに伴う争乱と政局の混迷、度重なる天変地異など、時代の大きな変わり目に遭遇した人びとは、それをどのように受け止め、どう対処しようとしたのか。時代の趨勢を詳細に記した九条兼実の日記『玉葉』をはじめ、同時代の諸資料を紐解き、兼実や同時代の社会を活写する。宮内庁書陵部に伝わる天皇の即位儀礼に関する新資料二種を初紹介!

目次

  • 第1部 兼実の施策と見識(九条兼実における天文密奏と天変祈祷—延臣個人にとっての天変;鎌倉殿御使と文治記録所 ほか)
  • 第2部 兼実をめぐる人びと(経盛家歌合の性格—“平家歌壇”の再検討;宜秋門院の祈願所ならびに女院周辺の人々 ほか)
  • 第3部 『玉葉』に見る日本漢学の諸相(『玉葉』に見られる課試制度関連記事の検討;嫡男の登用と任摂政と—藤原兼実上表の背景 ほか)
  • 第4部 新発見の安徳・後鳥羽天皇関係史料と『玉葉』の書誌(九条本『諸道勘文 神鏡』所収の寿永二年諸道勘文について—紹介と翻刻;安徳天皇大嘗会の記録—壬生本『大嘗会記』の紹介 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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