書誌事項

藤原彰子の文化圏と文学世界

桜井宏徳, 中西智子, 福家俊幸編

武蔵野書院, 2018.10

タイトル別名

藤原彰子の文化圏と文学世界

タイトル読み

フジワラノ ショウシ ノ ブンカケン ト ブンガク セカイ

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注記

編者のヨミは推定

内容説明・目次

内容説明

藤原彰子の文学活動・文化活動をあらためて考えなおそうという機運が高まっている。彰子やその周辺の人々がいかにこの文化圏を創造し、関わりをみせてきたのか。これまで貴重な提言を公にしてきた18名の錚々たる研究者が、この芳醇かつ難解な課題に多角的に挑む。

目次

  • 『御堂関白集』の中宮彰子
  • 『御堂関白記』における藤原彰子
  • 女房たちを書きとどめる『紫式部日記』—「女房名」の政治性を超えて
  • 敦成親王誕生時の「御物怪」記事—『紫式部日記』と『栄花物語』、各々の意図
  • 『紫式部日記』の中宮彰子—女房集団との関係
  • 『紫式部日記』の白の室礼描写—産養時の白綾屏風をめぐって
  • 『紫式部日記』に描かれた彰子後宮—清少納言批判の水脈を辿って
  • 忌まわしき“嵯峨”のトポス—『源氏物語』の作者紫式部にみる、ひそやかな反逆
  • 六条御息所の弔問歌—さし置くという行為の意味するもの
  • “美化”される藤原彰子像—『栄花物語』いはかげ巻における『源氏物語』賢木巻受容から
  • 『栄花物語』と『紫式部日記』のあいだ—学習院本がひらく、「初花」巻の新たな読み
  • 『栄花物語』正編、後宮運営に関わる者の系譜上における道長
  • 『栄花物語』法成寺グループの文体形成—彰子文化圏における仮名散文の問題として
  • 藤原頼通の文化世界領導認識—「高陽院行幸和歌」から「上東門院彰子菊合」へ
  • 中宮彰子文化圏と『更級日記』
  • 彰子女房文官の継承—郁芳門院安芸とその集を中心に
  • 興福寺八重桜説話の展開と上東門院

「BOOKデータベース」 より

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