中近世山村の生業と社会

書誌事項

中近世山村の生業と社会

白水智著

吉川弘文館, 2018.11

タイトル別名

中近世山村の生業と社会

タイトル読み

チュウキンセイ サンソン ノ セイギョウ ト シャカイ

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注記

索引: 巻末p1-11

内容説明・目次

内容説明

現代よりはるかに不便であったはずの近代以前、山村の人々はなぜ山を下りずに住み続けたのか。信濃国秋山と甲斐国早川入を中心に、生活文化体系の巨視的な視座から中近世山村の生業や特質、外部社会との交流などを解明。自然環境の多様な利用方法、近隣との山野争論、野生動物の狩猟などの事例から、従来の山村=「後れた農村」観に一石を投じる。

目次

  • 山村と歴史学—生活文化体系という視座から
  • 第1部 山村の生業と生活文化体系(近世山間地域における環境利用と村落—信濃国秋山の生活世界から;近世山村の変貌と森林保全をめぐる葛藤—信濃国秋山の自然はなぜ守られたか;山地の資源とその掌握;山村と飢饉—信濃国箕作村秋山地区の事例を通して)
  • 第2部 山という場の特質(山の世界と山野相論—紀伊国名手・粉河相論を手がかりに;野生と中世社会—動物をめぐる場の社会的関係)
  • 第3部 外部世界との交流(中世山間庄園の生業と外部交流—若狭国名田庄;近世山村のネットワーク—甲斐国早川入と外部世界の交流)
  • 前近代日本列島の資源利用をめぐる社会的葛藤

「BOOKデータベース」 より

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