明治思想史 : 近代国家の創設から個の覚醒まで

書誌事項

明治思想史 : 近代国家の創設から個の覚醒まで

松本三之介著

以文社, 2018.10

増補

タイトル別名

Intellectual history of Meiji Japan, enlarged

増補明治思想史 : 近代国家の創設から個の覚醒まで

タイトル読み

メイジ シソウシ : キンダイ コッカ ノ ソウセツ カラ コ ノ カクセイ マデ

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注記

初版: 新曜社1996年刊

補論「夏目漱石の個人主義 : 思想の構造と特質」: p242-301

明治思想史年表: p313-327

人名索引: 巻末

内容説明・目次

内容説明

明治150年に贈る本格的な明治思想通史。明治の近代国家創設とその政治的価値優位のなかで、私的な個はどのように析出され自立したか?増補した補論「夏目漱石の個人主義—思想の構造と特質」は、これまで主として文学論の視点から論じられてきた漱石について、「私の個人主義」、「現代日本の開化」などの分析から、大正思想へ通底する夏目漱石の思想的な特質を考察した注目すべき論考。

目次

  • 維新前夜の思想
  • 「乱世的の革命」
  • 新しい国家構想を求めて
  • 啓蒙的知識人の課題
  • 自由民権の思想
  • 憲法制定の思想像
  • 教育勅語をめぐる思想の相克
  • 平民主義・国粋主義・国民主義
  • 「天下国家」から「生活」への視座の転換
  • 思想としての日清戦争
  • 労働運動と国民国家
  • 初期社会主義の行動と思想
  • 自我の鼓動
  • 苦悩する個—藤村操の投身自殺
  • 明治の終焉—乃木将軍の殉死
  • 夏目漱石の個人主義—思想の構造と特質

「BOOKデータベース」 より

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