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平安朝の歳時と文学

北山円正著

(研究叢書, 504)

和泉書院, 2018.10

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ヘイアンチョウ ノ サイジ ト ブンガク

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Description and Table of Contents

Description

平安時代の年中行事を知ることは、当時の文学を理解する上で重要である。行事について知ろうとする上で不可欠なのは、中国文化がどう関わっているかである。その中で浮かび上がって来る問題に、菅原氏の果たした役割、定着した行事の変遷、文学作品が行事をどのように描いているかがある。本書は、日本・中国の諸資料を読解しつつ検討した結果の報告である。文学・歴史のみならず、当時の文化全般について、新たな知見を提示することとなろう。

Table of Contents

  • 第1部 菅原氏と年中行事(菅原氏と年中行事—寒食・八月十五夜・九月尽;是善から道真へ—菅原氏の年中行事;寛平期の年中行事の一面;菅原道真と九月尽日の宴)
  • 第2部 年中行事の変遷(子の日の行事の変遷;寛平期の三月三日の宴;五月五日とあやめ草;重陽節会の変遷—節会の詔勅・奏類をめぐって)
  • 第3部 歳時と文学(『土佐日記』の正月行事—「屠蘇・白散」をめぐって;武智麻呂伝の「釈奠文」—本文批判と『王勃集』受容;『伊勢物語』の三月尽;老鴬と鴬の老い声;花散里と『白氏文集』の納涼詩;『更級日記』の七夕歌;大江匡衡の八月十五夜の詩;『源氏物語』の九月尽—光源氏と空蝉の別れ;『古今集』の歳除歌と『白氏文集』;『躬恒集』の追儺歌;大江匡衡「除夜作」とその周辺)

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