歴史の「普通」ってなんですか? : 忘れられた庶民の伝統
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歴史の「普通」ってなんですか? : 忘れられた庶民の伝統
(ベスト新書, 591)
ベストセラーズ, 2018.10
- タイトル別名
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歴史の普通ってなんですか : 忘れられた庶民の伝統
- タイトル読み
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レキシ ノ フツウ ッテ ナンデスカ : ワスレラレタ ショミン ノ デントウ
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注記
参考文献一覧: p229-239
内容説明・目次
内容説明
みそ汁の味付けが地域ごとにまちまちであるように、料理の伝統的な味付けには地域ごとの個性があります。伝統とは、ローカルで多様性のある文化なのです。つまり、国全体、国家で統一された伝統なるものは、歴史的には存在しないのです。日本人全員が共有する「日本の伝統」と称するものは地域ごとの多様性を無視してるわけで、その存在は歴史的にも文化的にも疑わしい。日本の伝統なるものは、だれかによって捏造されたフェイクな伝統ではないのか。権威主義にゴリ押しされて鵜呑みにすることなく、謙虚に再検討する作業が必要です。
目次
- はじめに トリセツと結論
- 第1章 保育園と共働きはなぜ憎まれるのか?(忘れられる「普通」の歴史;四〇年前からあった騒音問題 ほか)
- 第2章 こどもに優しくなかった日本人(かけがえの「ある」こども;おしゃれな町に眠る惨劇 ほか)
- 第3章 輝け!日本の伝統(伝統は新しい;一九三〇年代、伝統が突然輝き出す ほか)
- 第4章 伝統、春のフェイク祭り(テレビニュースは、よい子がお好き;こどもはお祭りが好きなのか ほか)
- 第5章 頭髪百年戦争—茶髪・長髪・パーマ(裏切られる多様性;茶髪の夜明け前は青と紫 ほか)
「BOOKデータベース」 より