現代社会における「福祉」の存在意義を問う : 政策と現場をつなぐ取り組み
著者
書誌事項
現代社会における「福祉」の存在意義を問う : 政策と現場をつなぐ取り組み
(MINERVA社会福祉叢書, 59)
ミネルヴァ書房, 2018.11
- タイトル別名
-
現代社会における福祉の存在意義を問う
- タイトル読み
-
ゲンダイ シャカイ ニオケル「フクシ」ノ ソンザイ イギ オ トウ : セイサク ト ゲンバ オ ツナグ トリクミ
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注記
参考文献: 各章末
索引: p277-281
内容説明・目次
内容説明
人口減少、貧困・格差の拡大等、現在の日本社会には、大きな課題が多数存在している。その背景や構造を明らかにした上で、制度統合、多職種連携、市民参画等を事例に、「社会福祉政策」と「福祉現場」が乖離している現状を分析したのが本書である。「社会福祉政策」と「福祉現場」の乖離を解消するための方策と、現代社会において求められる「福祉」について考察するとともに、政策と現場のつながりを重視したソーシャルワーカー養成のあり方についても検討した一冊。
目次
- 現代福祉の諸相—今、問われている「福祉」の存在意義
- 第1部 現代社会の諸相と社会福祉政策の行方(社会構造の変化に社会福祉政策は対応できるのか—「『我が事・丸ごと』地域共生社会」をめぐる動向から;自立支援による生活保護制度の変容—個人化される貧困問題;介護保険制度と障害福祉サービス制度統合の問題—高齢障害者のサービス利用の事例から;大規模災害における地域福祉の役割—福島県・原子力災害による避難住民支援から;「市民による社会貢献」と社会的企業—自発的社会福祉の先駆性の発揮に向けて)
- 第2部 現代社会に求められるソーシャルワーカーの養成と支援(幅広い実践力を持つ支援者の育成と多職種連携—包括的支援に対応するソーシャルワーカーの養成;レジデンシャルワークの専門性—ケアワークからの考察;ソーシャルワーカーを支えるための支援—卒後教育における大学の役割)
- 第3部 社会福祉課題を越えるための取り組み—実践現場からの報告(地域包括支援センター社会福祉士によるソーシャルワーク実践—実践・政策・専門性の視点から;地域における成年後見・権利擁護支援システムの構築;障害者・家族が自分で人生を切り開くための相談活動—社会福祉専門職が持つエンパワメントの視点が生み出すもの;「生活困窮者支援」に社会福祉協議会が取り組む意義)
- 問われる「福祉」の存在意義と専門職教育—政策と現場をつなぐ大学の役割
「BOOKデータベース」 より