装飾と「他者」 : 両大戦間フランスを中心とした装飾の位相と「他者」表象

書誌事項

装飾と「他者」 : 両大戦間フランスを中心とした装飾の位相と「他者」表象

天野知香著

ブリュッケ, 2018.11

タイトル別名

装飾と他者 : 両大戦間フランスを中心とした装飾の位相と他者表象

タイトル読み

ソウショク ト 「タシャ」 : リョウタイセンカン フランス オ チュウシン ト シタ ソウショク ノ イソウ ト 「タシャ」 ヒョウショウ

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注記

発売: 星雲社

索引あり

内容説明・目次

内容説明

西欧近代における装飾と「他者」をめぐる言説、表象を多様な視点から分析する。装飾や芸術を含めた視覚表象は、それが人間の営みである以上、政治や社会の現実から切り離された聖域ではあり得ない。本書は単に装飾の復権や擁護を謳うものではなく、それが植民地主義のイデオロギーを背景とした文化ヘゲモニーに深く関わっていた側面にも目を向ける。

目次

  • 第1章 装飾と「他者」(美術史と「他者」;装飾と「他者」 ほか)
  • 第2章 装飾の「プリミティヴィズム」—十九世紀後半における産業/装飾芸術振興運動をめぐる言説にみる「他者」概念の配置(イギリスのデザイン改良運動と『文様の文法』;装飾におけるプリミティヴィズム ほか)
  • 第3章 「アール・デコ」と「他者」の身体(ブラック・デコ;「black is beauty」 ほか)
  • 第4章 装飾のハイブリディティ—ジャン・デュナンと漆装飾(「アール・デコ」における漆装飾;デュナンと日本 ほか)
  • 第5章 “コロナイジング・スタイル”—「他者」イメージの構築と植民地主義の意匠(「今なら何をされていたかわかる、そして私は泣いた」;「他者」の表象と四大陸図像 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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