平成精神史 : 天皇・災害・ナショナリズム

書誌事項

平成精神史 : 天皇・災害・ナショナリズム

片山杜秀著

(幻冬舎新書, 525, か-24-1)

幻冬舎, 2018.11

タイトル別名

平成精神史 : 天皇災害ナショナリズム

タイトル読み

ヘイセイ セイシンシ : テンノウ・サイガイ・ナショナリズム

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注記

「平成という時代」改題

内容説明・目次

内容説明

度重なる自然災害によって国土は破壊され、資本主義の行き詰まりにより、国民はもはや経済成長の恩恵を享受できない。何のヴィジョンもない政治家が、己の利益のためだけに結託し、浅薄なナショナリズムを喧伝する—「平らかに成る」からは程遠かった平成を、今上天皇は自らのご意志によって終わらせた。この三〇年間に蔓延した、ニヒリズム、刹那主義という精神的退廃を、日本人は次の時代に乗り越えることができるのか。博覧強記の思想家が、政治・経済・社会・文化を縦横無尽に論じ切った平成論の決定版。

目次

  • 第1章 平成二八年夏の「革命」—「平らかに成る」に秘められた思想(上)
  • 第2章 未完の平成—「平らかに成る」に秘められた思想(下)
  • 第3章 花開く刹那主義—災害とニヒリズム(上)
  • 第4章 今上天皇のロマン主義—災害とニヒリズム(下)
  • 第5章 日本会議の悲願—平成ナショナリズムの正体(上)
  • 第6章 終わらない冷戦—平成ナショナリズムの正体(下)
  • 第7章 万世一系神話の寿命—ポスト平成の天皇像
  • 第8章 不条理こそリアル—ホラーとゲームの平成文化
  • 第9章 マルクスを呼び戻せ!—人間不要のAI資本主義
  • 第10章 北一輝と麻原彰晃の奇妙な符号—瓦解する戦後民主主義

「BOOKデータベース」 より

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