吉田松陰『孫子評註』を読む : 日本「兵学研究」の集大成
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吉田松陰『孫子評註』を読む : 日本「兵学研究」の集大成
(PHP新書, 1167)
PHP研究所, 2018.12
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吉田松陰孫子評註を読む : 日本兵学研究の集大成
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ヨシダ ショウイン ソンシ ヒョウチュウ オ ヨム : ニホン ヘイガク ケンキュウ ノ シュウタイセイ
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主要参考文献: p391-393
Description and Table of Contents
Description
兵学者・吉田松陰の真髄、ここに極まる!そもそも松陰は長州藩の兵学師範であり、『孫子』は座右の書であった。その松陰が晩年に松下村塾で講義し、遺したのが『孫子評註』である。この書は、江戸期の『孫子』研究を集大成しつつ、欧米列強が迫る時勢もふまえて読み解いたものであり、まさに、松陰が生涯を懸けた本当の主著といえる。高杉晋作、久坂玄瑞ら松下村塾の教え子たちの維新戦略の淵源も、この『孫子評註』にあった。日本周辺の安全保障の危機がかつてないほどに高まる今、改めて手に取り、学びたい、日本人のための『孫子』研究の決定版。
Table of Contents
- 巻首 『孫子』の読み方、『孫子』の構造
- 始計第一 戦略情報分析と「千変万化極まりない」戦い
- 作戦第二 経済的側面の把握から長期持久戦へ
- 謀攻第三 「最上の戦い方は敵の謀を討つこと」
- 軍形第四 不敗の態勢をとり、勝機を待つ
- 兵勢第五 勢はつくりだすもの
- 虚実第六 「敵の実を避けて虚を撃つ」
- 軍争第七 「後に出発して、先に到着する」
- 九変第八 「利と害の両面を考える」
- 行軍第九 敵情観察と味方の掌握
- 地形第十 「彼を知り己を知れば、勝ちすなわち危うからず」
- 九地第十一 「死地に陥ればかえって生き延びる」
- 火攻第十二 何を「慎み」「戒める」のか
- 用間第十三 上智を半間(二重スパイ)にする
- 跋 再跋 他日あるいは一同に集える日があれば
- 補章 孫子の兵法と日中の政戦略
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