フランス近代小説の力線

Bibliographic Information

フランス近代小説の力線

沖田吉穗著

水声社, 2018.11

Title Transcription

フランス キンダイ ショウセツ ノ リキセン

Available at  / 52 libraries

Note

注: p369-400

初出一覧: 巻末

Description and Table of Contents

Description

フローベールからゾラを経てプルーストへ。バルザックを基点とする19‐20世紀フランス小説の展開を、自然史・社会史が作用する「場の力学」から跡づける。

Table of Contents

  • フランス小説の磁場を探って—「まえがき」にかえて
  • 1 フローベール(「農事共進会」から『ボヴァリー夫人』を読む—政治のディスクールと恋愛のディスクール;『ボヴァリー夫人』と『ノートルダム・ド・パリ』—ヨンヴィルに住まうカジモドの後裔たち;ISO/IECにおける教会と国家;『感情教育』における教会と国家;『感情教育』における政治の射程)
  • 2 ゾラ(エネルギーの変容から読む『居酒屋』;『ジェルミナール』における正義とその表象;ゾラの鉄道小説『獣人』—連続映像と触覚;近代批評と自然主義—サント=ブーヴとテーヌ、そしてゾラ)
  • 3 プルースト(恋と環境—プルーストの小説の「小さな核」をめぐって;価値、交換、信用—プルーストと社交の経済;プルーストにおける芸術の理念;プルーストとビシャ—間歇性と習慣の理論)
  • 4 視界をやや拡げて(ルナンの政治的著作と思想劇『カリバン』;ラマルチーヌの青春小説と詩人の使命)

by "BOOK database"

Details

Page Top