紋切型社会
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紋切型社会
(新潮文庫, 11053,
新潮社, 2019.3
- Other Title
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紋切型社会 : 言葉で固まる現代を解きほぐす
- Title Transcription
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モンキリガタ シャカイ
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Note
「紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす」 (朝日出版社 2015年刊) の改題, 新章を加えたもの
Description and Table of Contents
Description
何気なく耳にするフレーズには、実は社会の欺瞞が潜んでいる。「うちの会社としては」の“うち”とは一体誰なのか。「育ててくれてありがとう」が貧相にする家族観。「国益を損なうことになる」は個を消し去る。「会うといい人だよ」が生む閉鎖性。「なるほど。わかりやすいです。」という心地よい承認の罠。現代の紋切型を解体し、凝り固まった世間を震撼させる、スリルと衝撃のデビュー作。
Table of Contents
- 乙武君—障害は最適化して伝えられる
- 育ててくれてありがとう—親は子を育てないこともある
- ニッポンには夢の力が必要だ—カタカナは何をほぐすのか
- 禿同。良記事。—検索予測なんて超えられる
- 若い人は、本当の貧しさを知らない—老害論客を丁寧に捌く方法
- 全米が泣いた—“絶賛”の言語学
- あなたにとって、演じるとは?—「情熱大陸」化する日本
- 顔に出していいよ—セックスの「ニュートラル」
- 国益を損なうことになる—オールでワンを高めるパラドックス
- なるほど。わかりやすいです。—認め合う「ほぼ日」的言葉遣い
- 会うといい人だよ—未知と既知のジレンマ
- カントによれば—引用の印鑑的信頼
- うちの会社としては—なぜ一度社に持ち帰るのか
- ずっと好きだったんだぜ—語尾はコスプレである
- “泣ける”と話題のバラード—プレスリリース化する社会
- 逆にこちらが励まされた—批評を遠ざける「仲良しこよし」
- そうは言っても男は—国全体がブラック企業化する
- もうユニクロで構わない—ファッションを彩らない言葉
- 誰がハッピーになるのですか?—大雑把なつながり
- 生産性—誤解を招いたとしたらお詫びします
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