公民権の実践と知恵 : アメリカ黒人草の根の魂

書誌事項

公民権の実践と知恵 : アメリカ黒人草の根の魂

ホリス・ワトキンズ, C. リー・マッキニス著 ; 樋口映美訳

彩流社, 2019.2

タイトル別名

Brother Hollis : the Sankofa of a movement man

公民権の実践と知恵 : アメリカ黒人 : 草の根の魂

タイトル読み

コウミンケン ノ ジッセン ト チエ : アメリカ コクジン クサ ノ ネ ノ タマシイ

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注記

関連年表: p390-396

内容説明・目次

内容説明

著者ホリス・ワトキンズは、1960年代の若い黒人たちを主な構成員とする学生非暴力調整委員会(SNCC)の複雑な内情、白人学生ボランティアの導入をめぐる指針の変容などを、他組織や社会とのかかわりをもたせながら赤裸々に語る。さらに、「公民権運動」という言葉はメディアの作った言葉として1960年代に限定して使いつつ、それよりも長期にわたる諸々の活動の実態を、公民権の新たな指導者育成組織サザーン・エコー創設とその今に至る活動なども射程に入れて、人が人として生きる生活感覚から深く詳らかに語る。21世紀の今もミシシッピ州で公民権の活動を続けるホリス・ワトキンズは、実践経験から知恵を練り上げる。その語りは、現代社会の差別や分断の諸問題を「自分で考えて新しい扉を開いてほしい」という、若者への強いメッセージである。

目次

  • はじまり—主権・解放意識の種を蒔く
  • マッコーム—年配者たちに勝る若者たちの運動
  • ハティスバーグ—地元の人びとが手綱をとる
  • 批判的思考を武器として
  • 知られざる英雄たち—語り伝えて記憶に残すことの意義
  • グリーンウッド—地獄の郡庁
  • ホームズ郡—改革に立ち上がる農民たち
  • 解放運動の多面性—自由の夏と自由学校と自由民主党
  • 変化する戦術
  • 真実を探求する—我が信仰と我が政治
  • サザーン・エコー—指導者の育成

「BOOKデータベース」 より

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