「アラブの春」以後のイスラーム主義運動

書誌事項

「アラブの春」以後のイスラーム主義運動

高岡豊, 溝渕正季編著

ミネルヴァ書房, 2019.3

タイトル別名

アラブの春以後のイスラーム主義運動

タイトル読み

「アラブ ノ ハル」イゴ ノ イスラーム シュギ ウンドウ

大学図書館所蔵 件 / 125

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

中東諸国の民主化運動「アラブの春」。これによりイスラーム主義運動は各国で「権力」と「自由」を勝ち取るが、その後の国づくりはことごとく頓挫してしまう。どうして彼らの運動は失敗に終わってしまったのか。いまだ混迷をきわめるイスラーム世界について膨大な一次資料を用い運動の変遷と、その国際社会への影響を読み解いていく一冊。

目次

  • いま、なぜ、イスラーム主義運動なのか
  • 第1部 イスラーム主義運動とは何か(「アラブの春」以後のイスラーム主義運動—権威主義・過激主義・宗派主義;イスラーム主義政党支持者の「穏健化」—包摂‐穏健化仮説の検証;体制と癒着するイスラーム主義運動—モロッコとヨルダンから見るその戦略的・宗教的ジレンマ)
  • 第2部 世界に広がるイスラーム主義運動(国際政治のなかのイスラーム主義運動—アメリカのオリエンタリズムと「非リベラルな覇権秩序」の行方;ヨーロッパにおけるイスラーム主義の興隆—ムスリム同胞団の浸透とスウェーデンの政党政治の変動;世俗主義体制における新たな対立軸の表出—トルコ・公正発展党と「国民」の世俗主義;サウディアラビアにおけるイスラーム主義の競合—「公式」イスラーム主義による「非公式」イスラーム主義の封じ込め;エジプトのイスラーム主義は失敗したのか—ムスリム同胞団の栄枯盛衰;革命後のチュニジアが見せた2つの顔—民主化とテロリズム;シリアにおけるイスラーム主義の栄枯盛衰—「今世紀最大の人道危機」を遡る;立ち上がったイスラーム主義—戦後イラクにみる多様な展開;イスラーム過激派の系譜—アフガニスタンから「イスラーム国」まで)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ