詩に映るゲーテの生涯

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詩に映るゲーテの生涯

柴田翔著

鳥影社, 2019.2

改訂増補版

Title Transcription

シ ニ ウツル ゲーテ ノ ショウガイ

Available at  / 39 libraries

Note

ゲーテ略年譜: p296

簡易歴史年表: p297

Description and Table of Contents

Description

華やぐ宮廷、突如、町を走り抜ける貧民の群れ。砲兵士官ナポレオンの権力把握、炎上する皇帝の都モスクワ。そのすべてを凝視する小国家ヴァイマルの宰相、詩人ゲーテ。小説を書きつつ、半世紀を越えてゲーテを読みつづけてきた著者が描く、彼の詩の魅惑と謎。その生涯の豊かさ。

Table of Contents

  • “必然”と“希望”—「始源の言葉。オルフェウスの秘詞」
  • 近世都市の特権的少年—「一千七百五十七年の喜ばしき年明けに」
  • 帝国都市から小パリへ—「フリデリーケ・エーザーさま御許に」
  • 青年の至福、そして暗い影—「五月の祭り」
  • 華やかなる文壇登場と絶対的喪失の感覚—「トゥーレの王」
  • ヴァイマル宮廷での実務と詩—「ハンス・ザックスの詩的使命」
  • 愛の乾溜 シュタイン夫人—「何故そなたは運命よ」
  • 自然存在の悦楽と悲しみ—『ローマ悲歌』
  • 盗み取られた生の安逸—『ヴェネチア短唱』
  • フランス革命と内的危機—「コフタの歌」「芸術家の権能」命綱としての社会的正義—『クセーニエン(風刺短詩)』
  • 自然への復帰—「献げる言葉」
  • エルポーレの囁き—「空なり!空の空なり!」『パンドーラ』
  • 夢想と秩序—「別離(『ソネット』のVII)」「皇妃の到来」
  • 甦った平和のなかで—『西東詩集』
  • 一瞬の永遠—「ズライカの書」
  • 明快な、あまりに明快な!—「一にして全」ほか思想詩若干
  • 死の囁きと生命の震え—「マリーエンバートの悲歌」
  • 詩の癒す力—『情熱の三部作』
  • 二つの別れ—「シナ・ドイツ四季日暦」「ドルンブルクの詩」
  • 仕合わせの最後の目盛り—「すべての山々の頂きに」「亡霊たちの歌」

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