私小説というレトリック : 「私」を生きる文学
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書誌事項
私小説というレトリック : 「私」を生きる文学
鼎書房, 2019.2
- タイトル別名
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私小説というレトリック : 私を生きる文学
私小説というレトリック : 「私」を生きる文学
- タイトル読み
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シショウセツ ト イウ レトリック : 「ワタクシ」オ イキル ブンガク
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内容説明・目次
内容説明
時代、国家、社会、家族の枠組みのなかで、「私」はどのように生きたのか。谷崎潤一郎、日野啓三、安岡章太郎、古井由吉、車谷長吉等の文学テクストの修辞技法を読み解く。
目次
- 1 自己実現への模索 谷崎潤一郎の教養小説—「異端者の悲しみ」
- 2 情況への態度決定 古木鐵太郎の背徳小説—「吹きぶり」
- 3 虚無を生きる時代 堀田善衞と日野啓三—「広場の孤独」「向う側」
- 4 償いとしての習慣 安岡章太郎の家族小説—「海辺の光景」
- 5 自己救済の想像力 古井由吉の虚実往還—「雪の下の蟹」「長い町の眠り」
- 6 憎悪と怨恨の果て 車谷長吉の心中小説—「忌中」
- 7 受苦と救済の表象 夏目漱石「門」論攷—悲劇を生きる夫婦
- 8 言葉の編み出す力 内田百〓『冥途』論—恐怖と幻想の物語
「BOOKデータベース」 より