遊牧の思想 : 人類学がみる激動のアフリカ
著者
書誌事項
遊牧の思想 : 人類学がみる激動のアフリカ
昭和堂, 2019.3
- タイトル読み
-
ユウボク ノ シソウ : ジンルイガク ガ ミル ゲキドウ ノ アフリカ
大学図書館所蔵 件 / 全93件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
アフリカの遊牧民に魅せられた人類学者によるアンソロジー。彼らに惹かれる最大の理由は、その「ブレない生き方」。現在さまざまな困難に直面する私たちにとって、同じように激動の時代を生きる遊牧民の思想は、どんな意味をもつのか。読者とともに考えたい。
目次
- 遊牧の思想とは何か—困難な時代を生き抜くために
- 第1部 牧畜という生き方(自己肯定的な生き方を支えているもの—トゥルカナ社会における「物乞い」のコミュニケーション;ねだられることを許す—アリアールにおけるねだりの経験からみた社会;交歓と相互承認を創出する—家畜の所有をめぐるトゥルカナ・レンディーレ・ガブラの交渉;難民を支えたラクダ交易—治安・旱魃・協働;もめごとを祖霊の世界に託して—焼畑農耕民ベンバの「考え方」)
- 第2部 紛争を乗り切る(国家に頼らない遊牧民の生き方—周縁化・併存化・独立国化;身体と暴力—武装解除期のカリモジョンとドドスの病;敵と友のはざまで—ドドスと隣接民族トゥルカナとの関係;「男らしさ」を相対化する—ダサネッチの戦場体験;交渉の決裂と離別—人殺しをめぐるアチョリの規則と相互行為)
- 第3部 グローバリゼーションに向き合う(伝統の「便宜的」な使い方—「コミュニティ主体」の動物保護とマサイ;「ボーシィ」たちの「旅」の終わり—観光業に従事する「マサイの戦士」の経験;生計戦略の多様化—社会環境の変化に対するレンディーレの対応;「大富豪」世帯の維持—スクマ社会における父と息子の葛藤;開発のための家畜—第二次世界大戦後のケニアにおける家畜の市場化)
「BOOKデータベース」 より