書誌事項

Xと云う患者 : 龍之介幻想

デイヴィッド・ピース著 ; 黒原敏行訳

文藝春秋, 2019.3

タイトル別名

Patient X : the case-book of Ryūnosuke Akutagawa

Xと云う患者 : 龍之介幻想

タイトル読み

X トイウ カンジャ : リュウノスケ ゲンソウ

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注記

参考文献: p349-357

内容説明・目次

内容説明

小説家、芥川龍之介。東方と西方の物語と伝承と信仰に魅せられた男。そのなかで静かに渦を巻く不安。それがページから少しずつ滲み出す。半透明の歯車が帝都を襲った震災の瓦礫の彼方にうごめき、頽廃の上海の川面には死んだ犬が浮き沈み、己が生み出した虚構の分身と邂逅し、キリストと信仰の物語に心を囚われ、漱石がロンドンでの怪異を語る。河童。ポオ。堀川保吉。ドッペルゲンゲル。鴉。マリア像。歯車。羅生門、藪の中、蜘蛛の糸、西方の人—キリスト。私のキリスト。イギリスの鬼才が芥川文学をコラージュし/マッシュアップし/リミックスして生み出した幻想と不安のタペストリーを、精妙に美しい日本語に移し替えた決定的翻訳。文学的にして音響的、イギリス文学であり日本文学であり、近代文学と現代文学を越境する野心作。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB28126243
  • ISBN
    • 9784163910017
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    367p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
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