レオ・シュトラウスの政治哲学 : 『自然権と歴史』を読み解く
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書誌事項
レオ・シュトラウスの政治哲学 : 『自然権と歴史』を読み解く
(Minerva人文・社会科学叢書, 233)
ミネルヴァ書房, 2019.5
- タイトル別名
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レオシュトラウスの政治哲学 : 自然権と歴史を読み解く
- タイトル読み
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レオ・シュトラウス ノ セイジ テツガク : 『シゼンケン ト レキシ』オ ヨミトク
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注記
その他の執筆者: 佐藤貴史, 西永亮, 野口雅弘, 中金聡, 高木酉子, 近藤和貴, 杉田孝夫, 高田純, 井上弘貴, 関口佐紀, 吉永和加, 佐藤一進
執筆者高木酉子氏の「高木」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え
人名索引: p325-327
事項索引: p328-332
内容説明・目次
内容説明
20世紀を代表する哲学者レオ・シュトラウスはその主著『自然権と歴史』で歴史主義・価値相対主義に抗し、伝統的な自然権論を擁護した。本書では古代ギリシャから現代にいたる自然権論をシュトラウスの主著を手がかりに読み直し、自然権論の可能性とそれが思想史上どう位置づけられるか、多様な視座から読み解くこころみ。
目次
- 『自然権と歴史』の表題について—「正」と「権」の意味をめぐって
- シュトラウスと歴史主義の問題
- 歴史主義と「哲学的倫理」としての自然的正
- ウェーバーとシュトラウス—「人間の理性では価値の葛藤を解決できない」というテーゼをめぐって
- 歴史的研究の方法をめぐるシュトラウスのウェーバー批判
- はじめにコンヴェンショナリズムありき—『自然権と歴史』第3章を読む
- エピクロス哲学とレオ・シュトラウス
- Classic Natural Rightの教理における最善のレジームとジェントルマン
- シュトラウスにおける古典的自然権と近代的自然権
- 近代自然権論の創始者としてのホッブズ
- 政治化する哲学—ホッブズの快楽主義、理想主義、無神論
- 「近代的自然法の頂点」としてのロック
- 秘教としてのロック、顕教としてのロック—シュトラウスのロック読解と戦後アメリカの保守主義にもたらしたもの
- 古代への回帰と近代の推進—シュトラウスによるルソー再評価
- 危機の理解とエソテリシズム
- シュトラウスのバーク—なぜ近代性の危機は抗うほどに増幅されるのか
- 論理嫌い(ミソロゴス)と歴史主義への道—シュトラウスのバーク論に寄せて
- 自然権の存在論—「在ろうとして在るもの」としての自然権
「BOOKデータベース」 より