スターリン時代 : 元ソヴィエト諜報機関長の記録

書誌事項

スターリン時代 : 元ソヴィエト諜報機関長の記録

ワルター・クリヴィツキー[著] ; 根岸隆夫訳

みすず書房, 2019.5

第2版

  • : 新装版

タイトル別名

In Stalin's secret service

タイトル読み

スターリン ジダイ : モト ソヴィエト チョウホウ キカンチョウ ノ キロク

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注記

参考文献: 巻末p5

内容説明・目次

内容説明

1941年2月、クリヴィツキーはワシントンのホテルで謎の死を遂げた。1930年代に西ヨーロッパ各地で活動していたソ連の多数のスパイを束ねる諜報機関の長だった。彼が遺した一冊の本がこの回想録である。ここにはヒトラーのドイツや、内戦中のスペインに対してスターリンがとった政策と権謀術数が、ソヴィエト体制内部の現場から証言されている。また稀有な規模に拡大した粛清とその裁判の実態、そこで犠牲となった古参ボリシェヴィキ、赤軍の将軍たちの最後が戦慄をもって描かれている。1939年の刊行後、本書は一時その信憑性を疑われ、著者の実在も否定されていた。しかし今では、スターリンに対する最初の告発書のひとつとして、また現代史の第一級のドキュメントとして評価が定まり、1991年には遂にロシア語版が日の目を見た。半世紀をかけて、クリヴィツキーの影を欧米各地に追い求めてきた訳者による解説がその経緯を物語るだろう。

目次

  • 第1章 スターリンはヒトラーを宥和する
  • 第2章 共産主義インターナショナルの最後
  • 第3章 スターリンのスペイン内戦干渉
  • 第4章 スターリン、ドル紙幣を偽造する
  • 第5章 オゲペウ
  • 第6章 なぜ、かれらは自白したか?
  • 第7章 なぜ、スターリンは自分の将軍たちを銃殺したか?
  • 第8章 スターリンとの訣別

「BOOKデータベース」 より

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