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コイコワレ

乾ルカ著

中央公論新社, 2019.6

タイトル読み

コイ コワレ

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注記

『小説BOC』創刊号-10号 (2016年4月-2018年7月)連載を大幅に加筆・修正したもの

巻末に参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

太平洋戦争末期。敗色濃厚の気配の中、東京から東北の田舎へ集団疎開してきた小学生たち。青い目を持つ美しい少女、六年生の浜野清子もそのひとりだった。その目の色ゆえか、周りに溶け込めない孤独な彼女が出会ったのが、捨て子で疎開先の寺の養女、那須野リツ。野山を駆け巡る少年のような野性を持つリツも、その生い立ちと負けん気の強さから「山犬」と揶揄される孤独な少女だった。だが、それは「海」と「山」という絶対に相容れない宿命の出会い。理由もなくお互いを嫌悪するふたりだが、ひとりの青年をめぐり、次第に接近してゆく…。これは、戦争という巨大で悲劇的な対立世界を背景に、血の呪縛に抗い、自らの未来を変えようとした、ふたりの少女の切ない物語。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB28332278
  • ISBN
    • 9784120051982
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    307p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
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