桃源の水脈 : 東アジア詩画の比較文化史

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桃源の水脈 : 東アジア詩画の比較文化史

芳賀徹著

名古屋大学出版会, 2019.5

タイトル読み

トウゲン ノ スイミャク : ヒガシアジア シガ ノ ヒカク ブンカシ

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注記

参考文献: p333-342

内容説明・目次

内容説明

ユートピアでもなくアルカディアでもなく、東アジアの人びとの根源的な夢想と願望に根ざして作り上げられた、平和の小世界。古代中国に発し、詩的トポスとして幾多の詩文や絵画を生み出してきた「桃源郷」の系譜を、現代の日本に掬いとるライフワーク。

目次

  • 1 桃源郷の詩的空間(トポスとしての桃源郷;異郷への橋がかり;平和の小共同体;桃源における交歓 ほか)
  • 2 桃源郷の系譜(中国詩画における桃源郷;日本詩画における桃源のトポス)
  • 3 桃源回廊(悲劇の桃源画巻—李朝安堅作『夢遊桃源図』;春風駘蕩の田園風景—清朝査士標の名品;泉湧くほとりの不思議—上田秋成のメルヘン『背振翁伝』;桃源小説としての『草枕』—松岡映丘一門によるその解釈 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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