「内在の哲学」へ : カヴァイエス・ドゥルーズ・スピノザ
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書誌事項
「内在の哲学」へ : カヴァイエス・ドゥルーズ・スピノザ
青土社, 2019.6
- タイトル別名
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内在の哲学へ : カヴァイエスドゥルーズスピノザ
- タイトル読み
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ナイザイ ノ テツガク エ : カヴァイエス ドゥルーズ スピノザ
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注記
書名は奥付による
参考文献: p473-487
内容説明・目次
内容説明
我々が“現在”の外へ出るために、いま“内在の哲学”の哲学的基盤が必要とされている。カヴァイエス、シモンドン、ドゥルーズ、バディウ、メイヤスーらを射程に、エピステモロジー、シミュラークル論、プラトニスムといった複線を展開、「内在」と「外」、そして「脳」へと、哲学界の俊英が思考の臨界に迫る。
目次
- 序 現在の“外”を思考するために
- 第1部 エピステモロジーとドゥルーズ(カヴァイエスの問題論的観点から見た科学的構造の生成—来るべきエピステモロジーのために;ドゥルーズの科学論—問い‐存在に向かうプラトニスムの転倒。『差異と反復』の解釈;エピステモロジーの伏流としてのスピノザ、あるいはプラトン—Knox Peden,Spinoza contra Phenomenology.French Rationalism from Cavaill`es to Deleuzeを読む;ドゥルーズはシモンドンの議論をいかに理解し使用したか—ドゥルーズの忠実さと過剰さ;アナロジーとパラロジー;存在論をおりること、あるいは転倒したプラトニスムの過程的イデア論—ポスト・バディウのドゥルーズ;メイヤスーとバディウ—真理の一義性について)
- 第2部 カヴァイエス、ドゥルーズをへてスピノザへの回帰と“外”の思考(カヴァイエス、エピステモロジー、スピノザ;カヴァイエスの哲学における「操作」概念の実在論的理解のために;ある理論が美しいといわれるとき、その真の理由は何でありうるか;カヴァイエスの「一般化の理論」の形式化に向けた考察—フロリディの「情報実在論」とカヴァイエスのフッサール批判;「問題‐認識論」と「問い‐存在論」—ドゥルーズからメイヤスー、デランダへ)
- 第3部 “内在の哲学”への道程(普遍的精神から、ネットワーク状のプシューケーでなく、特異的プシューケーへ—思考の脱植民地化とEndo‐epistemologyへの転回のために;「内在の哲学」序説—知性の問題論的転回;哲学の外部であり同時にその内在平面でもある「脳」—「思考するのはまさに脳であり、人間ではない。なぜなら人間とはひとつの脳的結晶化にすぎないのだから」というドゥルーズとガタリ『哲学とは何か』結論部の文言の読解について;郡司ペギオ幸夫『天然知能』の要約と注解;現代思想の古層と表層のダイアグラム)
「BOOKデータベース」 より