オリジナルとコピー : 16世紀および17世紀における複製画の変遷

書誌事項

オリジナルとコピー : 16世紀および17世紀における複製画の変遷

小佐野重利編著 ; 浦一章監訳

三元社, 2019.5

タイトル別名

Originali e copie : fortuna delle repliche fra Cinque e Seicento

タイトル読み

オリジナル ト コピー : 16セイキ オヨビ 17セイキ ニオケル フクセイガ ノ ヘンセン

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注記

原書(Firenze : Centro Di, c2017)の翻訳

文献一覧: p128-133

内容説明・目次

内容説明

権力者が所望する原作を所有者は恭順のしるしに献上し、権力者は召し上げた作品の代わりに下賜する複製画を画家に発注する—こうした事例のように、収集熱が高まった時代、高位聖識者、王侯貴族、裕福な商人たちにとって傑作の複製は大きな意味をもっていた。これまで関心のそとに置かれがちだった複製画に着目して行われた一次資料の詳しい調査が、芸術都市フィレンツェにおける美術作品をめぐる生々しい営みを浮かび上がらせる。所有の欲望をみたす複製画の諸相。

目次

  • 第1章 複製絵画史の一般概説
  • 第2章 17、18世紀のトスカナ大公国の絵画収集における複製絵画—メディチ家フェルディナンド大公子の収集家としての情熱について
  • 第3章 フィリッポ・バルディヌッチ『素描家消息』に描写されたヤコポ・ダ・エンポリの複製制作と17世紀メディチ家の収集活動
  • 資料編

「BOOKデータベース」 より

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