三国志の考古学 : 出土資料からみた三国志と三国時代

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三国志の考古学 : 出土資料からみた三国志と三国時代

関尾史郎著

(東方選書, 52)

東方書店, 2019.6

タイトル読み

サンゴクシ ノ コウコガク : シュツド シリョウ カラ ミタ サンゴクシ ト サンゴク ジダイ

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注記

関連文献: piii-iv, 326-327

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

小説『三国志演義』の描く英雄たちの活躍によって、日本でもよく知られている三国時代。本書では、その三国時代について、『三国志演義』ではなく、史書の『三国志』でもなく、発掘調査によって中国各地で出土した資料によりながら考える。曹操の墓である高陵の発見は記憶に新しいところだが、この高陵や、呉の名将である朱然の墓からは貴重な文物が出土している。そして七万点以上という、一地点からの出土枚数としては最大を記録した走馬楼呉簡など、三国時代に関する出土資料は近年増加の一途をたどっている。本書では、簡牘や石刻をはじめ、漆器・陶器や画像石・墓葬壁画に至るまで、多種多様な出土資料を取り上げ、膨大な研究史を整理したうえで、新たな知見を提供する。また、それをふまえて史書『三国志』の解釈にも見直しを迫っている。

目次

  • 第1章 曹氏の人びと—曹氏一族墓と出土刻字〓
  • 第2章 曹操の死—高陵とその出土文物
  • 第3章 名刺と名謁—朱然墓出土簡牘
  • 第4章 呉の地方行政と地域社会—長沙走馬楼呉簡
  • 第5章 諸葛亮の「北伐」と涼州—高台地〓坡四号墓壁画ほか
  • 第6章 魏と中央アジア—トゥルファン出土墓誌と敦煌出土鎮墓瓶

「BOOKデータベース」 より

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