路地裏で考える : 世界の饒舌さに抵抗する拠点
著者
書誌事項
路地裏で考える : 世界の饒舌さに抵抗する拠点
(ちくま新書, 1420)
筑摩書房, 2019.7
- タイトル別名
-
路地裏で考える : 世界の饒舌さに抵抗する拠点
- タイトル読み
-
ロジウラ デ カンガエル : セカイ ノ ジョウゼツサ ニ テイコウ スル キョテン
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内容説明・目次
内容説明
人々はみな「いまだけ」「ここだけ」「お金だけ」という世界を生きるようになっている。そこで効率よく生産し、可処分所得を稼ぐことこそが「よいこと」とされ、それらができないものは弱者として切り捨てられていく。しかし、そういったシステムでは誰もが幸せになることはできない。そこで、本書では生活者の視点からそれらのシステムを捉え返し、いかにして乗り越えることが可能なのかを様々な事例から明らかにしていく。
目次
- 第1章 路地裏の思想(経済成長していく時代のシンボル—『あしたのジョー』から『釣りバカ日誌』まで;家族が崩壊した時代の新しい共同体;成長よりも持続を主眼にした経済—乞食の思想 ほか)
- 第2章 映画の中の路地裏(明日から世界が違って見える—『オアシス』;生き延びるためのコミュニティ—『湯を沸かすほどの熱い愛』と『万引き家族』;文明という悪魔—『コイサンマン』 ほか)
- 第3章 旅の途中で(鳥と熊と山姥と—姥湯温泉;『乱れる』の舞台を歩く—銀山温泉;映画館と織物の余韻—青梅 ほか)
「BOOKデータベース」 より