子午線を求めて
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子午線を求めて
(講談社文芸文庫, [ほF1])
講談社, 2019.8
- タイトル読み
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シゴセン オ モトメテ
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注記
底本: 講談社文庫, 2008年10月刊
叢書番号はブックジャケットによる
年譜: p277-289
内容説明・目次
内容説明
フランスで長らく経度の基準とされてきた、パリ子午線。敬愛する詩人ジャック・レダの文章に導かれて、その痕跡をたどりながら、「私」は街をさまよい歩く。パリの郊外が抱え込む闇を抉り出したセリーヌやロマン・ノワールの書き手たちへの眼差し。断章で鮮やかに綴るエルヴェ・ギベールの肖像…。著者の作家としての原点を映し出す、初期傑作散文集。
目次
- 1(子午線を求めて—ジャック・レダに)
- 2(いちばん低い雲;象を説得すること;アンボワーズの春;美しい母の発見;距離について;人恋しさについて;変名について;忘却の河)
- 3(セリーヌとロマン・ノワールのための序章—『夜の果てへの旅』と郊外;コンクリートの氷野—ロマン・ノワールと郊外;ブゾンとラ・クルヌーヴのはざまで—セリーヌと郊外)
- 4(長いあいだ、私は寝相が悪かった;ジャン・プレヴォーのために;忘れられた軽騎兵;カメレオンになろうとしているのに、世界はたえず私から色を奪っていく;内なる港の光景;空虚の輪郭;そして誰もいなくなった;ぼくの叔父さん)
- 5(下降する命の予感—エルヴェ・ギベールをめぐる断章)
「BOOKデータベース」 より