「ほころび」の精神病理学 : 現代社会のこころのゆくえ
著者
書誌事項
「ほころび」の精神病理学 : 現代社会のこころのゆくえ
青土社, 2019.8
- タイトル別名
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ほころびの精神病理学 : 現代社会のこころのゆくえ
- タイトル読み
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「ホコロビ」ノ セイシン ビョウリガク : ゲンダイ シャカイ ノ ココロ ノ ユクエ
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文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
「気分」と「病態」のあいだで。弱い知としての精神医学。脆弱性と不安定性の時代。ユーウツ、心の闇、ひきこもり、依存、リスカ、メンタル、アスペ、多動…。病態の変化の背景にある、社会の変容を見据えながら、いま精神科医療に求められていることは何か、ほころびの手ざわりをたよりに考える。
目次
- ほころびに何を見るか
- 1 現代社会の裂け目(震災後のこころのゆくえ;「前進すること」と「立ち止まること」の間で—東日本大震災から五年;「メンタル問題で、ちょっと」—自立と先制医療)
- 2 精神医学の潮目1(憂うつはもう機能しないのか—「不安」と「うつ」の役どころ;「うつ」の味—精神科医療と噛みしめがいの薄れた「憂うつ」について;「多動」の時代—アナタの何を信じ、何を愛すればいいのか)
- 3 精神医学の潮目2(主役が交代するとき—統合失調症と自閉症スペクトラム障害の現在;ラカンの理論から考える自閉症;自閉症スペクトラム障害と思春期—成人の精神科医療の立場から)
- 4 精神病理学の結び目(精神の病理、責任の主体—社会の変容と病態の変化を踏まえて;心的因果性と精神療法—逆行する二つの時間性;精神分析と科学—真理は女の側に、知は男の側に)
- 私たちの立っている場、そしてこれから
「BOOKデータベース」 より