日蓮主義とはなんだったのか : 近代日本の思想水脈
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日蓮主義とはなんだったのか : 近代日本の思想水脈
講談社, 2019.8
- タイトル読み
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ニチレン シュギ トワ ナンダッタ ノカ : キンダイ ニッポン ノ シソウ スイミャク
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内容説明・目次
内容説明
高山樗牛、宮沢賢治らの心をとらえ、石原莞爾や血盟団の行動を促した日蓮主義とはいかなるものだったのか?帝国日本の勃興期に「一切に亘る指導原理」を提示し、国家と社会と宗教のあるべき姿(仏教的政教一致)を鼓吹した二大イデオローグ=田中智学と本多日生の思想と軌跡を辿り、それに続いた者たちが構想し、この地上に実現しようと奮闘したさまざまな夢=仏国土の姿を検証する。現代日本にまで伏流する思想水脈を問う大著。
目次
- 近代日本と日蓮主義
- 田中智学と日蓮主義の誕生
- 本多日生の積極的統一主義
- 高山樗牛の日蓮論
- 仏教的政教一致のプログラム
- 「修養」としての日蓮主義
- 「日蓮主義の黄金時代」と日本国体学
- 石原莞爾と宮沢賢治、そして妹尾義郎
- 立正大師諡号宣下と関東大震災
- 観念性への批判、実践の重視
- テロルの宗教的回路
- 攻撃される日蓮主義者たち
- 理想はどこに
- アジアへ、そして世界へ
- 焼け跡に仏国土を!
「BOOKデータベース」 より