小泉八雲東大講義録 : 日本文学の未来のために
著者
書誌事項
小泉八雲東大講義録 : 日本文学の未来のために
(角川文庫, 21782,
KADOKAWA, 2019.8
- タイトル別名
-
角川ソフィア文庫
さまよえる魂のうた
- タイトル読み
-
コイズミ ヤクモ トウダイ コウギロク : ニホン ブンガク ノ ミライ ノ タメ ニ
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注記
その他のタイトルはブックジャケットによる
ブックジャケットのシリーズ番号: C102-5
本書は、2004年に筑摩書房より刊行された『さまよえる魂のうた』(ちくま文庫、小泉八雲コレクション)から、ハーンが東京帝国大学で行った講義録16篇を選び、大幅に改訳・修正のうえ新編集したもの
内容説明・目次
内容説明
まだ西洋というものが遠い存在だった明治期、将来、日本の学問や文学を背負って立つ学生たちに深い感銘と新鮮な驚きを与えた、最終講義を含む名講義16篇。生き生きと、懇切丁寧に、しかも異邦の学生たちの想像力に訴えかけるように、文学の価値とおもしろさを説いて聴かせる。ハーン文学を貫く、内なるghostlyな世界観を披瀝しながら、魂の交感ともいうべき、一期一会的な緊張感に包まれた奇跡のレクチャー・ライブ。
目次
- 第1章 文学の力(西洋文学における女性像—日本人の克服しがたい難問;至高の芸術とは何か;赤裸の詩;文学と世論;ロマン主義的なものと文学的保守主義)
- 第2章 文学における超自然的なもの(文学における超自然的なものの価値;詩歌の中の樹の精;妖精文学と迷信)
- 第3章 生活の中の文学(生活と文学の関係;読書について;文章作法の心得)
- 第4章 ロマン主義の魂—日本文学の未来のために(シェイクスピアの再発見;イギリス最初の神秘家ブレイク;自然詩人ワーズワス;コールリッジ—超自然の美学;日本文学の未来のために—最終講義)
「BOOKデータベース」 より