きのこのなぐさめ
著者
書誌事項
きのこのなぐさめ
みすず書房, 2019.8
- タイトル別名
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Stien tilbake til livet
Stien tilbake til livet : om sorg og sopp
- タイトル読み
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キノコ ノ ナグサメ
大学図書館所蔵 件 / 全71件
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注記
原著 (Vigmostad & Bjørke, 2017) の翻訳
参考文献: pvi-vii
内容説明・目次
内容説明
悲しみの淵にいた私を、そこから連れ出してくれたのは、きのこだった—。マレーシア人の著者は、文化人類学を学ぶ交換留学生としてやって来たノルウェーでエイオルフと出会い、恋に落ちた。夫婦となった二人は深く愛し合い、日々のささやかなことも人生の一大事についても、何でも話し合う仲だった。ある日、いつものように朝早く職場に向かったエイオルフが突然倒れ、そのまま帰らぬ人となる。最愛のパートナーを失った著者は、喪失の痛みのさなか、ふと参加したきのこ講座で、足下に広がるもうひとつの世界、きのこ王国に出会う。きのこたちの生態は、不可思議な魅力に満ち満ちていた。苔むす森でのきのこ狩りの効用と発見の喜び。きのこ愛好家間の奇妙な友情と不文律。専門家・鑑定士への「通過儀礼」。絶品きのこトガリアミガサタケ。悪名高いシャグマアミガサタケ。色・形・匂いの個性とその奥深さ。とっておきの、きのこレシピ。悲しみの心象風景をさまよう内面世界への旅と、驚きと神秘に満ちたきのこワンダーランドをめぐる旅をつづけ、魂の回復のときを迎える、再生の物語。約120種類のきのこが登場。
目次
- きのこがひとつ、喜びひとつ。きのこがふたつ、喜びふたつ。
- 二番目によき死
- 秘密の場所
- 特別専門家集団
- きのこへの疑念
- フィフティ・シェイズ・オブ・ポイズン
- トガリアミガサタケ—きのこ王国のダイヤモンド
- 五感への働きかけ
- アロマ・セミナー
- 名もなき者たち
- 前菜からデザートまで
- 素晴らしきラテン語
- 天からのキス
- きのこの作法
「BOOKデータベース」 より