救いと寛容の文学 : ゲーテからフォークナーまで

書誌事項

救いと寛容の文学 : ゲーテからフォークナーまで

今村武 [ほか] 著

春風社, 2019.9

タイトル読み

スクイ ト カンヨウ ノ ブンガク : ゲーテ カラ フォークナー マデ

大学図書館所蔵 件 / 64

この図書・雑誌をさがす

注記

主要参考文献: p222

人名索引: 巻末piii-v

その他の著者: 内田均, 川村幸夫, 佐藤憲一

内容説明・目次

内容説明

危難の時における「救い」「寛容」という視点から、アメリカ、イギリス、ドイツの文学作品を読み直し、文学に秘められた精神的挑発性を解き放つ。読者へのガイドとなる作者紹介と作品概略を各章末に併録。

目次

  • 第1部 二十世紀英米文学における人間関係の描写(アンダーソン『ワインズバーグ、オハイオ』—社会的弱者と疎外者へのアプローチ;ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』—弱者に寄り添うやさしいまなざし;ノラ・ロフツ「これからはぼくが‐」—高齢者の孤独を救う逆説的状況)
  • 第2部 初期アメリカ文学(初期アメリカ文学史をめぐる諸問題とその展望;ピューリタンと「オランダ人」—アメリカ合衆国の多様性の起源)
  • 第3部 近代ドイツ文学における危難と救い(『グリム童話』「ヘンゼルとグレーテル」—危難を乗り越えた兄妹の寛容;ゲーテ『ファウスト』第一部—グレートヒェンとファウストの二重の悲劇のゆくえ;森鴎外『舞姫』—明治のエリートとベルリンの踊り子の危難の時)
  • 第4部 古典的SF小説の危難と現実感(H.G.ウェルズ『宇宙戦争』における危難と寛容—危機情報の伝播とパニックの現実感;オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』における危難と寛容—ディストピアと孤独の現実感)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ