「言論統制」の近代を問いなおす : 検閲が文学と出版にもたらしたもの

書誌事項

「言論統制」の近代を問いなおす : 検閲が文学と出版にもたらしたもの

金ヨンロン, 尾崎名津子, 十重田裕一編

花鳥社, 2019.9

タイトル別名

Rethinking 'speech control' in modern Japan : the impact of censorship on literature and publishing

Rethinking "speech control" in modern Japan : the impact of censorship on literature and publishing

言論統制の近代を問いなおす : 検閲が文学と出版にもたらしたもの

タイトル読み

ゲンロン トウセイ ノ キンダイ オ トイナオス : ケンエツ ガ ブンガク ト シュッパン ニ モタラシタ モノ

大学図書館所蔵 件 / 86

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

2000年代以降、新資料の発見が続き研究環境は劇的な変化をとげている。戦前から占領期にかけて、検閲する側はどのように行い、受ける側はどう乗り越えようとしたのか。検閲のプロセスを丁寧にたどることで、両者を対立的に捉える従来の図式を解体し、さまざまな立場の思惑が複雑に絡みあう実態を暴く!

目次

  • 1 戦前・戦中期の出版警察体制から図書館への影響—県立長野図書館、静岡県立中央図書館の事務文書に見る検閲制度運用の一側面
  • 2 大衆の“国民”化に影響を与えた戦時下の児童文化統制—佐伯郁郎と「児童読物改善ニ関スル指示要綱」
  • 3 岩波文庫に対する検閲処分
  • 4 占領期における検閲主体の読書行為—東京裁判言説の検閲内容をめぐって
  • 5 在日朝鮮人文学と自己検閲—GHQ検閲と在日朝鮮人コミュニティーの狭間にいる「編集者・金達寿」の葛藤を考える
  • ラウンド・テーブル 見えざる“統制”に近づくために

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ