シリアの悲嘆 : キリスト教徒虐殺事件一八六〇年

書誌事項

シリアの悲嘆 : キリスト教徒虐殺事件一八六〇年

若林啓史著

知泉書館, 2019.8

タイトル別名

Ṭūsheh al-Naṣārā : the massacre of Christians in Damascus in 1860

シリアの悲嘆 : キリスト教徒虐殺事件 一八六〇年

タイトル読み

シリア ノ ヒタン : キリスト キョウト ギャクサツ ジケン センハッピャクロクジュウネン

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注記

その他のタイトルは巻末英文要旨による

参考文献: 巻末p23-36

年表: 巻末p37-38

内容説明・目次

内容説明

1860年、オスマン帝国統治下にあったシリアの中心都市ダマスクスで発生した宗派抗争事件は、多くの犠牲者と広範囲にわたる商店や家屋、宗教施設の破壊という甚大な被害を出した。この事件は、これまで必ずしも正面から扱われてこなかったが、本書は、事件関係者の回想や記録文書など多くの一次史料を収集し、事件の政治的・外交的側面だけでなく、宗教的・社会的側面にも光を当てる意欲的な研究成果である。付録として、未だ写本しかないアラビア語史料の中から重要な二作品を初めて校訂・翻訳し、収録する

目次

  • 序章 歴史的シリアのキリスト教
  • 第1章 事件の背景と概略
  • 第2章 身辺の備忘が史書になるまで—ミーハーイール・ミシャーカ
  • 第3章 ある司祭の殉教—ユースフ・アッディマシュキー
  • 第4章 故郷を捨てて故郷を憶う—アルビーリー父子
  • 第5章 イスラーム教徒名望家の見た事件—ムハンマド・アブー・アッスウード・アルハスィービー
  • 第6章 キリスト教徒を救ったムスリム—アブド・アルカーディル・アルジャザーイリー
  • 第7章 処刑されたダマスクス総督—アフマド・パシャ
  • 第8章 事件のその後と終わらぬ問題
  • 結語

「BOOKデータベース」 より

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