啄木断章
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啄木断章
本の泉社, 2019.10
- タイトル読み
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タクボク ダンショウ
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内容説明・目次
内容説明
明けむ日の勝算胸にさだまりて、悠々馬首をめぐらすや、莞爾たる老将軍の帽の上に悲雁一連月に啼く—老将軍はいまや無名の典型となって、馬首をめぐらし、ナショナリズムを越境してグローバルな世界(のちの社会主義的思想)へ旅立とうとする—
目次
- 啄木詩「老将軍」考—越境するナショナリズム(啄木詩「老将軍」発見の経過;啄木詩「老将軍」と「マカロフ提督追悼の詩」;仮説の探求;「曹洞宗制」と啄木伝記とのかかわり;啄木詩「老将軍」の一視点—越境する啄木のナショナリズム)
- 生活の風景と言葉(風景認識の前進;生活の発見と深化;啄木的世界の発展)
- 書評(中村稔著『石川啄木論』;上田哲著『啄木文学・編年資料 受容と継承の軌跡』)
- 対談 生誕百二十年 石川啄木と現代(碓田のぼる;三枝昂之)
「BOOKデータベース」 より