中世足利氏の血統と権威

書誌事項

中世足利氏の血統と権威

谷口雄太著

吉川弘文館, 2019.11

タイトル読み

チュウセイ アシカガシ ノ ケットウ ト ケンイ

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注記

平成30年3月に提出し、同年9月に東京大学から博士(文学)の学位を授与された論文「中世足利氏の血統と権威」を母体としたもの

内容説明・目次

内容説明

中世後期、足利氏とその一族(足利一門)は尊貴な存在であると、室町幕府・足利将軍側のみならず、全国の大名・武士側からも位置付けられていた。なかでも別格の家格・権威を有した吉良・石橋・渋川の三氏(御一家)を具体的に検証。足利一門を上位とする武家の儀礼的・血統的な秩序の形成から、三好氏や織田信長の武威による崩壊までを描く。

目次

  • 現状と課題
  • 第1部 足利氏御一家論(武蔵吉良氏の歴史的位置—古河公方足利氏・後北条氏との関係を中心に;戦国期における三河吉良氏の動向;都鄙における御一家石橋氏の動向;中世後期における御一家渋川氏の動向;足利氏御一家考;戦国期斯波氏の基礎的考察)
  • 第2部 足利的秩序論(足利一門再考—「足利的秩序」とその崩壊;中世後期武家の対足利一門観;武家の王としての足利氏像とその形成;足利時代における血統秩序と貴種権威)
  • 結論と展望

「BOOKデータベース」 より

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