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平成椿説文学論

富岡幸一郎著

論創社, 2019.10

タイトル読み

ヘイセイ チンセツ ブンガクロン

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注記

『わしズム』第15号-29号 (平成17年-平成21年) 掲載原稿に大幅に加筆修正を加えて一冊にまとめたもの

資料: p225-239

内容説明・目次

内容説明

平成という廃墟から文学を問う!

目次

  • 文学における「戦争」と「平和」—吉田満『戦艦大和ノ最期』、大岡昇平『野火』
  • 戦前・戦中日本人の東亜への真摯な態度—中島敦『南島譚』
  • アジアと資本主義—新渡戸稲造の植民政策論、野間宏『さいころの空』
  • 文学者による歴史的「戦争論」—林房雄『大東亜戦争肯定論』
  • 時代の不安を物語る—夏目漱石『現代日本の開化』、芥川龍之介『或阿呆の一生』
  • 言葉につながるふるさと—太宰治『津軽』、島崎藤村『夜明け前』
  • 漂流する家族—小島信夫『抱擁家族』、富岡多恵子『波うつ土地』、舞城王太郎『みんな元気。』
  • 歴史への返答としての文学—坂口安吾『戦争と一人の女』、古山高麗雄『セミの追憶』
  • 沖縄というトポスの逆説—目取真俊『虹の鳥』、大城立裕『カクテル・パーティー』
  • 日本文学に跋扈するデマの怪物—江藤淳『批評と私』
  • 「国土」という意識の喪失—内村鑑三『デンマルク国の話』
  • チベットと日本人—河口慧海『チベット旅行記』
  • 「先住民族」という幻想—武田泰淳『森と湖のまつり』
  • 国家論の不在と文学—中野重治『五勺の酒』

「BOOKデータベース」 より

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