福永武彦の詩学
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福永武彦の詩学
(水声文庫)
水声社, 2019.10
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フクナガ タケヒコ ノ シガク
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Description and Table of Contents
Description
若き日のボードレール体験や「マチネ・ポエティク」の活動を通じて得た詩の富を小説においても展開すべく、作中で様々な実験を重ね、散文詩や音楽に限りなく近い独自の文学世界を構築した福永武彦。代表作である『風土』や『海市』、「塔」「冥府」「廃市」などの短篇、そして作家最大の到達点『死の島』を読み解き、そこに結晶化した詩学の相貌を探る。
Table of Contents
- 第1章 フランス文学者福永武彦の冒険—「マチネ・ポエティク」から『死の島』へ
- 第2章 詩と音楽—ボードレールから福永武彦へ(1)
- 第3章 憂愁の詩学—ボードレールから福永武彦へ(2)
- 第4章 冥府の中の福永武彦—ボードレール体験からのエスキス
- 第5章 冥府からの展開—「廃市」『海市』そして『死の島』へ
- 第6章 死のポリフォニー—引用で読む『死の島』論
- 第7章 ポエティクvsロマネスク—中村真一郎と福永武彦
- 書評三篇
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