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最も危険なアメリカ映画

町山智浩著

(集英社文庫, [ま23-4])

集英社, 2019.10

Other Title

最も危険なアメリカ映画 : the most dangerous American movies (ever)

Title Transcription

モットモ キケン ナ アメリカ エイガ

Available at  / 7 libraries

Note

集英社インターナショナル2016年刊の文庫化

叢書番号はブックジャケットによる

米軍が封印した「巨匠の記録映画」、トランプ現象を予告した「問題作」-。ヒューマニズムを高らかに謳ってきたアメリカ映画のなかから、現代にも通じるアメリカのダークサイドが噴出した怖い映画を紹介する。

Description and Table of Contents

Description

トランプに象徴されるアメリカの危険さは、ハリウッド映画で何度も描かれてきた。自由と平等を謳うのは「よそゆき」の顔。その陰の差別的で狂暴な素顔を描いたゆえに封印された『オール・ザ・キングスメン』のような作品もある。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』等では戦後史が歪曲されている。古今の映画に見え隠れする、アメリカという国の裏事情。気付けばいっそう面白くなる危険な映画評論。

Table of Contents

  • KKKを蘇らせた「史上最悪の名画」『國民の創生』
  • 先住民の視点を描いた知られざるサイレント大作『滅び行く民族』
  • ディズニー・アニメが東京大空襲を招いた?『空軍力による勝利』
  • 封印されたジョン・ヒューストンのPTSD映画『光あれ』
  • スプラッシュ・マウンテンの「原作」は、禁じられたディズニー映画『クーンスキン』・『南部の唄』
  • ブラックフェイスはなぜタブーなのか『バンブーズルド』・『ディキシー』
  • 黒人教会爆破事件から始まった大行進『4リトル・ガールズ』
  • 石油ビジネスとラジオ伝道師『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』・『エルマー・ガントリー 魅せられた男』
  • 金はやるから、これを絶対に映画化しないでくれ!『何がサミーを走らせるのか?』
  • ポピュリズムの作り方『群衆』
  • リバタリアンたちは今日も「アイン・ランド」を読む『摩天楼』
  • 「普通の男」から生まれるファシズム『群衆の中の一つの顔』
  • マッカーシズムのパラノイア『影なき狙撃者』
  • アメリカの王になろうとした男ヒューイ・ロング『オール・ザ・キングスメン』
  • インディの帝王が命懸けで撮った「最も危険な映画」『侵入者』
  • なぜ60年代をアメリカの歴史から抹殺したのか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』

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