現代思想からの動物論 : 戦争・主権・生政治
著者
書誌事項
現代思想からの動物論 : 戦争・主権・生政治
人文書院, 2019.10
- タイトル別名
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The war against animals
現代思想からの動物論 : 戦争主権生政治
- タイトル読み
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ゲンダイ シソウ カラノ ドウブツロン : センソウ シュケン セイセイジ
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内容説明・目次
内容説明
人文学では近年、動物というテーマが盛んに議論され、脱人間中心主義へと向かう現代の思想潮流とも響き合い、ますます熱を帯びたものとなっている。本書はその流れに決定的なインパクトをもたらすだけでなく、あらゆる思想概念に根底的な再考を迫る理論的成果である。フーコー、アガンベン、デリダ、ハラウェイ、スピヴァク、キムリッカなど広範な思想家の理論を通し、「動物」という視角から主権や統治といった概念を批判的再審に付す作業は、現代思想の限界を示すと同時に、新たな可能性をももたらすものとなるだろう。人間と動物との暴力的関係を停止し、存在の新たな関係を構想する、力みなぎる一書。
目次
- 生け吊り
- 第1部 生政治(剥き出しの生;統治性)
- 第2部 征服(免疫;財産と商品)
- 第3部 私的支配(私有化と格納;伴侶関係)
- 第4部 主権(潜在能力;愚かさの暴力)
- 停戦
「BOOKデータベース」 より