『後二条師通記』論 : 平安朝「古記録」というテクスト
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『後二条師通記』論 : 平安朝「古記録」というテクスト
(研究叢書, 516)
和泉書院, 2019.11
- タイトル別名
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後二条師通記論 : 平安朝古記録というテクスト
- タイトル読み
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『ゴニジョウ モロミチキ』ロン : ヘイアンチョウ「コキロク」トイウ テクスト
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注記
学習院大学大学院人文科学研究科に提出した博士学位論文をもととし加筆、補訂したもの
内容説明・目次
内容説明
古記録を「テクスト」として考究することにより、平安朝の言説をとらえなおす。本書では、『後二条師通記』を中心に古記録を、テクスト生成、東アジア古典世界における日本漢文(学問と漢籍引用)、論理(私日記の発生、記憶と記録、語りと筆録)の三側面から論じる。「漢文」で書かれた「日次」の「記録」の論理と構造を明らかにし、時代の転換期を生きた記主師通の言説に迫る。
目次
- 第1部 『後二条師通記』生成論(現在;二つの本文—永保三年〜応徳二年;開かれたテクスト—応徳三年〜寛治四年;再び二つの本文—寛治五年;病と揺らぐテスト;受容と現存)
- 第2部 東アジア古典世界のなかの『後二条師通記』(師通の学習記録;日記叙述と漢籍—謝恵連「雪賦」をめぐる諸相;師通の白詩受容;寛治五年「曲水宴」関連記事における唱和記録;師通の漢籍“知”と匡房・通俊—声と文字との往還)
- 第3部 “古記録”の論理(私日記の発生と展開;記憶と記録—中宮賢子の死、および「永長の大田楽」をめぐって;語りと筆録—記さざる人・頼通の言説)
「BOOKデータベース」 より