抵抗者の物語 : 初期アメリカの国家形成と犯罪者的無意識
著者
書誌事項
抵抗者の物語 : 初期アメリカの国家形成と犯罪者的無意識
小鳥遊書房, 2019.10
- タイトル別名
-
Stories of resistance : early America's nation building and the criminal unconscious
- タイトル読み
-
テイコウシャ ノ モノガタリ : ショキ アメリカ ノ コッカ ケイセイ ト ハンザイシャテキ ムイシキ
大学図書館所蔵 件 / 全41件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
文献あり
内容説明・目次
内容説明
名もなき者たちの取るに足りない営為が、ナラティヴを成す。叛逆的暴力と愛国的雄姿との転倒的ゆらぎ。正典作家・作品研究ではない、埋もれているテクストや、読み捨てられる類の大衆作家による多様な物語群から、アメリカ国家生成・独立建国以来、潜在しつづける矛盾と、体制に叛逆する精神を探るアメリカ文学・文化研究。
目次
- 序章 自浄作用としての抵抗と犯罪の物語
- 第1章 売れる偉勲・憂うる遺訓—メイソン・ロック・ウィームズの『ワシントン伝』再考
- 第2章 アメリカン・イーグルとバード・ウーマン—国璽決定プロセスと先住民ピース・メダル「外交」
- 第3章 魔女の物語とインディアン—ジョン・ニールの『レイチェル・ダイアー』とアメリカ文学の独立
- 第4章 詐欺師的独立宣言—『スティーヴン・バロウズ回想録』とシェイズ叛乱のパロディー
- 第5章 ナンシー・ランドルフ・モリスの幸福の追求—誘惑小説の実演転覆とジェファソン周辺の「幸福の館」
- 第6章 ウォーナー・マッケアリーの復讐と独立—元奴隷とモルモン白人妻の奇妙なダブル・パッシングの一事例
- 第7章 帝都の物語—アンテベラムの都市犯罪小説と建国祖父の遺産継承
- 第8章 奴隷的不服従—ルイザ・メイ・オルコットのセンセーショナル・スリラー
- 第9章 そして誰もが黒くなった—アリス・ランダルの『風は去っちまった』における再生の政治学
- 第10章 ツァラル島再訪—マット・ジョンソンの『ピム』におけるダーク・ピーターズの復権
「BOOKデータベース」 より