捨身の仏教 : 日本における菩薩本生譚

書誌事項

捨身の仏教 : 日本における菩薩本生譚

君野隆久著

(角川選書, 627)

KADOKAWA, 2019.10

タイトル読み

シャシン ノ ブッキョウ : ニホン ニ オケル ボサツ ホンジョウタン

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注記

主要参考文献: p295-306

内容説明・目次

内容説明

飢えた虎に身体を食わせた王子、自分の肉を割き鷹から鳩を救った王—。釈尊の前世を鮮烈に描く本生譚は、インドからはるか日本へ渡り、大乗仏教の慈悲を説く物語として定着した。しかしこの「流血」の倫理は、苦行を否定する仏陀の教えと対極にあるものではないのか。それがなぜ、明恵、近松門左衛門、宮澤賢治、和辻哲郎、手塚治虫らを魅了しつづけたのか。思想や表現における受容から、仏教と文学に新たな光をあてる日本文化論。

目次

  • 序章 菩薩本生譚の起源と性格
  • 第1章 身を割く王—日本におけるシビ王本生譚
  • 第2章 血の色—日本における薩〓王子本生譚
  • 第3章 明恵伝記資料における捨身と菩薩本生譚
  • 第4章 宮澤賢治と菩薩本生譚
  • 第5章 和辻哲郎における本生譚
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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