ボードレールの自己演出 : 『悪の花』における女と彫刻と自意識

Bibliographic Information

ボードレールの自己演出 : 『悪の花』における女と彫刻と自意識

小倉康寛 [著]

みすず書房, 2019.11

Other Title

ボードレールの自己演出 : 悪の花における女と彫刻と自意識

Title Transcription

ボードレール ノ ジコ エンシュツ : 『アク ノ ハナ』ニオケル オンナ ト チョウコク ト ジイシキ

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Note

参考文献一覧: 巻末pxiii-xxiii

Description and Table of Contents

Description

青年は愛する女を彫刻化することによって詩人になった—『悪の花』各版の詩篇と異同を徹底的に読み込んで、そこから「近代人の成長の物語」を演出した詩人像を析出する、画期的な新研究。

Table of Contents

  • 第1部 自己演出と芸術(『悪の花』の演出—五つの論点;ボードレールの演出—新プラトン主義と「ダンディ」;女のモチーフの演出—化粧と彫刻)
  • 第2部 彫刻と想像力(近代人と彫刻—ヴィンケルマンとその批判的受容者たち;十九世紀中葉の彫刻の「低迷」とボードレール;ボードレールの彫刻批判;彫刻と創造力)
  • 第3部 『悪の花』読解(初期作品(一八四三年頃)—自伝的な語り手;「冥府」(一八五一年)—青年たちの代弁者;『フランス評論』発表詩群(一八五七年)—部分と全体;『悪の花』初版(一八七五年)—青年が詩人になる物語;『悪の花』第二版(一八六一年)の「パリ情景」—遊歩者)

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Details

  • NCID
    BB2920644X
  • ISBN
    • 9784622088585
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    497, xxivp
  • Size
    22cm
  • Classification
  • Subject Headings
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