行動経済学の逆襲
著者
書誌事項
行動経済学の逆襲
(ハヤカワ文庫, NF547,
早川書房, 2019.10
- 上
- 下
- タイトル別名
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Misbehaving : the making of behavioral economics
- タイトル読み
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コウドウ ケイザイガク ノ ギャクシュウ
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注記
原著(W.W. Norton, c2015)の翻訳
奥付裏に「本書は2016年7月に早川書房より単行本として刊行された作品を2分冊で文庫化したもの」とあり
参考文献: 下: p303-334
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784150505479
内容説明
従来の経済学は完全に合理的な人間像を想定してきたが、そんな人は地球上に一人もいないのでは?根本的な疑問を抱えた「ぐうたら」経済学者は、意思決定の不合理を探究する心理学者たちに出会う。彼らとの協働はやがて「行動経済学」という新たな学問へと結実していくが、それは同時に、学界の権威たちとの長きにわたる戦いの始まりだった…。ノーベル経済学賞を受賞した異端児が、学者人生の軌跡と喜怒哀楽を語りつくす。
目次
- 第1部 エコンの経済学に疑問を抱く 1970〜78年(経済学にとって“無関係”なこと;観戦チケットと保有効果 ほか)
- 第2部 メンタル・アカウンティングで行動を読み解く 1979〜85年(お得感とぼったくり感;サンクコストは無視できない ほか)
- 第3部 セルフコントロール問題に取り組む 1975〜88年(いま消費するか、後で消費するか;自分の中にいる「計画者」と「実行者」 ほか)
- 第4部 カーネマンの研究室に入り浸る 1984〜85年(何を「公正」と感じるか;不公正な人は罰したい ほか)
- 第5部 経済学者と闘う 1986〜94年(論争の幕開け;アノマリーを連載する)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784150505486
内容説明
旧態依然の経済学界に渦巻く非難をはねのけ、認知バイアスに関する研究成果を着実に積み上げていった著者は、それらの知見を逆用し人々をより合理的な行動へと導く画期的手法「ナッジ」を提唱する。いまや日本をはじめ各国の政策に取り入れられている行動経済学は、世界をどのように変えていけるのか?話題の学問の全史を類まれなユーモアとストーリーテリングで描き絶賛を浴びた痛快ノンフィクション。
目次
- 第5部 経済学者と闘う(承前) 1986〜94年(最強チームの結成;「狭いフレーミング」は損になる)
- 第6部 効率的市場仮説に抗う 1983〜2003年(市場に勝つことはできない?;株式市場は過剰反応を起こす ほか)
- 第7部 シカゴ大学に赴任する 1995年〜現在(「法と経済学」に挑む;研究室を「公正」に割り振る ほか)
- 第8部 意思決定をナッジする 2004年〜現在(貯蓄を促す仕掛け;予測可能なエラーを減らす ほか)
「BOOKデータベース」 より