書誌事項

「鎖国」を見直す

荒野泰典著

(岩波現代文庫, 学術 ; 412)

岩波書店, 2019.12

タイトル別名

鎖国を見直す

タイトル読み

「サコク」 オ ミナオス

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注記

第1部は『「鎖国」を見直す』(川崎市生涯学習振興事業団かわさき市民アカデミー出版部, 2003年刊)、第2部は「明治維新と「鎖国・開国」言説 : 近世日本が「鎖国」と考えられるようになった歴史的経緯とその意味」(『明治維新史研究』第15号掲載)に修正を加えたもの

参考文献: p109-110, 174-176

内容説明・目次

内容説明

江戸時代の日本は「鎖国」ではなく「四つの口(長崎・対馬(朝鮮)・薩摩(琉球)・松前(蝦夷地))」で世界につながり、開かれていた—著者が提起した「海禁・華夷秩序」論はさまざまな議論をよび、反発を生みながらも、従来の江戸時代のイメージを塗り替え、通説として定着してきた。著者の長年にわたる研究のエッセンスをわかりやすくまとめた待望の一冊。

目次

  • 第1部 「鎖国」を見直す(見直される「鎖国」—現状と問題点;「鎖国」という言葉の経歴—誕生・流布・定着の歴史的意味;近世日本の国際関係の実態;東アジアのなかで息づく近世日本—「鎖国」論から「国際関係」論へ;鎖国を見直す意味—なぜ歴史は見直されるのか)
  • 第2部 明治維新と「鎖国・開国」言説—なぜ近世日本が「鎖国」と考えられるようになったのか(前口上;はじめに—「鎖国・開国」言説ということ;近世日本の国際関係の実態;終わりに—「鎖国・開国」言説の成立と定着)

「BOOKデータベース」 より

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