「大東亜」を建設する : 帝国日本の技術とイデオロギー

書誌事項

「大東亜」を建設する : 帝国日本の技術とイデオロギー

アーロン・S.モーア著

人文書院, 2019.12

タイトル別名

Constructing East Asia : technology, ideology, and empire in Japan's wartime era, 1931-1945

大東亜を建設する : 帝国日本の技術とイデオロギー

タイトル読み

「ダイトウア」 オ ケンセツ スル : テイコク ニホン ノ ギジュツ ト イデオロギー

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注記

監訳: 塚原東吾

原著 (Stanford University Press, 2013) の翻訳

参考文献一覧: p339-363

人名索引: p365-367

内容説明・目次

内容説明

アジア・太平洋戦争期、帝国日本の戦時動員のため「技術」という言葉が広範に使用されていた。それは単に科学技術だけではなく、社会全体の統治にもかかわるイデオロギーであった。狂信的な言説が吹き荒れたと思われる時代は、実は科学的・技術的な言説が力を持った時代でもあったのだ。本書では、革新官僚と技術者たちの動向を中心に、満州と中国における巨大建設プロジェクトを詳細に分析しつつ、戦後までをも貫く「技術」言説を思想史的に描き出す。新たな視角から帝国日本の核心に迫る、急逝した気鋭のアメリカ人研究者の遺作となった画期的研究。

目次

  • 序説 帝国日本の技術的想像力
  • 第1章 生活を革新する技術
  • 第2章 アジア発展のための技術
  • 第3章 大陸を建設する
  • 第4章 帝国をダム化する
  • 第5章 社会機構を設計する
  • 終章 戦後日本におけるテクノ・ファシズムおよびテクノ帝国主義

「BOOKデータベース」 より

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