漱石の居場所 : 日本文学と世界文学の交差

書誌事項

漱石の居場所 : 日本文学と世界文学の交差

安倍オースタッド玲子, アラン・タンズマン, キース・ヴィンセント編

岩波書店, 2019.12

タイトル別名

Locating Sōseki : at the intersection of Japanese and world literature

タイトル読み

ソウセキ ノ イバショ : ニホン ブンガク ト セカイ ブンガク ノ コウサ

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注記

欧文タイトルはブックジャケットによる

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

なぜ漱石は世界で読まれ続けているのか。グローバル化による緊張が増大している今日、「近代」を批判し異化することができた漱石文学への新たな関心が高まりを見せている。複数の言語を横断しながら、多様な解釈の方法を視野に入れて研究を営む論者たちが、世界文学における漱石の真価を問い直す。

目次

  • 漱石ってどんな石?—自分ではない者になる方法
  • 第1部 始発としての『こころ』(戸坂潤、エドウィン・マクレラン、フリードリヒ・ハイエクとともに漱石を読む;情動としての『こころ』—文学と身体の結節点;高校教科書における『こころ』)
  • 第2部 焦点化されるジェンダー(欲望の二重視—藤村操、『草枕』、ホモソーシャル・ノスタルジア;屋根裏の狂男—『三四郎』における女性作家・人種差別と帝国・クィア文学;世界文学としての『明暗』;漱石と子規にとっての紫式部—「時鳥たつた一声須磨明石」)
  • 第3部 帝国の経験を通して(満洲のビーチ・ボーイズ—漱石の『満韓ところどころ』をめぐって;「どうして、まあ殺されたんでしょう」—夏目漱石、帝国、そして(反)植民地的暴力の「公然たる秘密」;表紙で本を読むこと—漱石、装幀、そして芸術の価値)

「BOOKデータベース」 より

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