室町の覇者足利義満 : 朝廷と幕府はいかに統一されたか
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書誌事項
室町の覇者足利義満 : 朝廷と幕府はいかに統一されたか
(ちくま新書, 1471)
筑摩書房, 2020.1
- タイトル別名
-
足利義満 : 室町の覇者
- タイトル読み
-
ムロマチ ノ ハシャ アシカガ ヨシミツ : チョウテイ ト バクフ ワ イカニ トウイツ サレタカ
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注記
参考文献: p339-342
内容説明・目次
内容説明
足利一門大名に丸投げして創立された室町幕府では、南北朝の分断などに後押しされて一門大名の自立心が強すぎ、将軍の権力が確立できなかった。この事態を打開するために、奇策に打って出たのが足利義満である。彼は朝廷儀礼の奥義を極め、恫喝とジョークを駆使して朝廷を支配し、さらには天皇までも翻弄する。朝廷と幕府両方の頂点に立つ「室町殿」という新たな地位を生み出し、中世最大の実権を握った。しかし、常軌を逸した彼の構想は本人の死により道半ばとなり、息子たちが違う形で完成させてゆく。室町幕府の誕生から義満没後の室町殿の完成形までを見通して、足利氏最盛期の核心を描き出す。
目次
- 規格外の男・足利義満
- 室町幕府を創った男の誤算—足利直義と観応の擾乱
- 足利義満の右大将拝賀—新時代の告知イベント
- 室町第(花御所)と右大将拝賀—恐怖の廷臣総動員
- “力は正義”の廷臣支配—昇進と所領を与奪する力
- 皇位を決める義満と壊れる後円融天皇
- 「室町殿」称号の独占と定義—「公方様」という解答
- 「北山殿」というゴール—「室町殿」さえ超越する権力
- 虚構世界「北山」と狂言—仮想現実で造る並行世界
- 「太上天皇」義満と義嗣「親王」—北山殿と皇位継承
- 義持の「室町殿」再構成—調整役に徹する最高権威
- 凶暴化する絶対正義・義教—形は義持、心は義満
- 育成する義教と学ぶ後花園天皇—二人三脚の朝廷再建
- 室町殿から卒業する天皇、転落する室町殿
「BOOKデータベース」 より